インフルエンザとは?
インフルエンザの症状
毎年12月から3月頃にかけて流行するインフルエンザ。
皆さんは、どのような対策をされているでしょうか?
インフルエンザは「インフルエンザウイルス」に
感染することで引き起こされます。
38℃以上の発熱、全身倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛など
の症状が比較的急に現れるのが特徴です。
場合によっては熱があまり上がらないこともあります。
特に高齢者や身体の弱っている方などは、肺炎を伴うなど
重症化に注意が必要になってきます。
インフルエンザの予防
インフルエンザの予防にはワクチンの接種が大切です。
ただし予防接種をしたからといってかならずしもインフルエンザに
かかることはないという訳ではありません。
ワクチンの接種は、インフルエンザにならないようにする為のもの
ではなく、感染しても重症化しないことが目的でするものです。
ワクチンの効果が出てくるまでに2週間程度はかかります。
12月前半までにはワクチン接種を済ませておく方がよいでしょう。
65歳以上の方は、自治体による接種費用の一部公費負担があります。
また、ワクチン接種は家族や周囲に高齢者がいる方もすすんで
受けるように心がけたいものです。
ワクチン接種の他にインフルエンザの発症予防には、マスクの着用、
うがい、手洗いなどがあげられます。
これらを日常的にきちんと行うことを習慣づけることが大切です。
人が多く集まる場所に出掛ける場合などは、特に気を付けましょう。
インフルエンザが疑われる時は
急な発熱などで、自分でインフルエンザを疑う場合は、すみやかに
病院を受診することが大切です。
病院を受診する場合は、他の方にうつさないように待合室を分けている
病院もあるため、受診前に確認の電話を入れるなどしておいても
いいでしょう。
インフルエンザの多くは飛沫感染です。インフルエンザの疑いがある
場合には、マスクを着用することによって他人にうつさないように
心がけましょう。
高齢者とインフルエンザ
高齢者は加齢に伴って、感染に対する抵抗力が弱くなっています。
ゆえにインフルエンザになるべくかからないように注意して、
ワクチン接種を早めに済ませることが大切になってきます。
また、周囲からインフルエンザをうつされないよう、周囲で気を
配ってあげる必要があります。
ゆえに、高齢者が入院している病院、老人ホームなどでは、
インフルエンザが流行する時期には家族のみの面会を許可としたり
など、面会制限が設けられていることが多いです。
これも高齢者の場合、特に集団感染のおそれがある為、その予防の
ために行われていることです。
普通の風邪とは異なり、インフルエンザにかかることによって
高齢者は症状が重症化してしまうリスクが大きくなってきます。
そのことをよく周囲で理解しておかなければなりません。
肺炎とは?
肺炎は細菌やウイルスなどが入り込んで肺に炎症を起こす
病気です。肺炎は年間を通して発症しますが、
特に風邪やインフルエンザなど体の抵抗力が弱まった時に
かかりやすくなります。インフルエンザの流行時期には
より注意が必要です。
国内で肺炎で亡くなる人は増加しており、がん、心臓病に並ぶ、
日本人の3大死因原因となっています。
そして亡くなる人のほとんどは65歳以上の高齢者です。
元気に過ごしている高齢者も安心はできません。
特に後期高齢者は、肺炎をきっかけに体力が低下し、
要介護状態になったり、亡くなることもあります。
日頃から、そのリスクをよく知っておくことが大切に
なってきます。
インフルエンザの時期は特に高齢者は肺炎に注意しましょう!
高齢者は早めにインフルエンザの予防接種を受けましょう。
周囲も、特に高齢者にうつさないように予防接種を受けるなど、
心配りをしましょう。
また、特に高齢者は感染に対する抵抗力が弱くなっています。
インフルエンザによる肺炎にも注意が必要です。