梅雨といえば—
梅雨といえば、どんなイメージを持つでしょうか？「雨が多い」「どんよりしていて憂鬱」
「湿気で髪の毛は広がってしまう」「洗濯物は外に干せなくて乾きずらい」
など、あまりいいイメージを持たない方が多いと思います。
それだけでなく実際、梅雨の時期は、湿気の高さや気圧の変化から体調を崩しやすかったり、
だるさや疲れを感じやすい気候になっていて、1年の中でも不調を感じやすい時期と言えるのです。
私たちを憂鬱にさせる「梅雨」のシーズン。
梅雨の時期になるたびに、体調不良で悩まれる人もいるでしょう。
風邪が長引いたり、倦怠感が酷かったり、頭痛、腰痛、肩こりなど、色々な症状が出やすい
時期と言えるので、普段から梅雨の時期はそのことを頭に入れて、生活するようにしたいものです。
梅雨の時期の体調不良の原因は？
自律神経の乱れ
自律神経には交感神経と副交感神経という2つの神経があります。その2つの
バランスが保たれていることで、普段、私達は心身の健康を保つことができて
います。
しかし、梅雨時期特有の低気圧や湿度の上昇などの気象条件によって、自律神経の
働きが乱れたり、発汗がスムーズに行えなくなり、体調不良の状態に陥ってしまう
ことも。
また梅雨時期というのは、学校、職場、地域など新しい環境の新生活にも慣れてくる頃です。
そしてそれと同時に、知らず知らずのうちにたまっていた疲れや、ストレスも出てくる時期
でもあると言えます。
体調不良とまではいかなくても、梅雨の時期はじめじめして、「湿気」も気になり、
外出も億劫に感じられ、すっきりした気分になりずらい時期です。
天気と同様、なんとなく気分が晴れないと感じる方もこの時期に多く見られます。
梅雨時期は体調不良になりやすいことを理解して、なくべく快適に過ごせるように
工夫したいものです。
日照不足
私たちの体は日光を浴びることで「ビタミンＤ」を作り出します。
ビタミンＤが不足すると、うつの症状が出やすくなるということが
わかっています。
梅雨の時期は雨や曇りの日が多く、日照率が低くなり、
体内でビタミンＤが作り出されにくくなります。
日照不足の時期は、うつの症状が出やすい時期と言えます。
梅雨の時期の体調不良を防ぐ食事とは？
それでは、梅雨を元気に過ごすためには、どんなことに気をつけて
生活していけばいいのでしょうか？
梅雨の時期の健康管理のためにとても大切なことは、食生活の見直しです。
やはり身体の健康の基本は、食事から作られるのですね。
梅雨の時期の体調不良を防ぐために、食事ではどんなことに
気をつければいいでしょうか？
- 朝食を食べる
- 体を温めるものをとる
- 利尿作用のあるものをとる
- 汗をかかせるものをとる
- ストレス対策に効果的なビタミンCをとる
- 疲労回復にビタミンB群
朝食を食べると、朝は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が活発になるという
体本来のリズムが整いやすくなります。
朝食をとる習慣がない方、朝食をとる時間があまりないという方も、
バナナや、ゆで卵、ヨーグルトなどの手軽に食べられるようなものでも大丈夫なので
とるようにしたいものです。
暑くなってくると冷たいものばかりとりがちですが、冷たいものばかりとっていると
体の冷えにつながり、体調不良を引き起こす原因になってしまいます。
飲み物は出来るだけ温かいものを選ぶようにしましょう。
またショウガ、ねぎ、にんにく、唐辛子、鶏肉など体を温める働きのあるものを
とるようにしましょう。
梅雨の時期は、体のだるさや、湿気によるむくみの症状があらわれやすいものです。
それを解消してくれるのが、利尿作用があるカフェインの入った飲み物や、カリウムの豊富な野菜や果物です。
カリウムやカフェインには、余分な老廃物を体の外に出してくれる働きがあります。
アサリ、ハマグリ、昆布、冬瓜、小豆、黒豆、緑豆、サクランボなどをとりましょう。
しそ、ねぎ、しょうが、香菜などは、汗をかかせるものは、体の代謝をよくしてくれます。
ストレスを緩和してくれる、ブロッコリー、れんこん、いちご、柿などビタミンCを
多く含む食材を食べましょう。
ビタミンB群は、エネルギーをつくるのに必要な栄養素で、不足すると体に疲労物質が
蓄積されやすくなるといわれています。
豚肉、レバー、納豆、キムチ、さばなど、ビタミンB群を多く含むものをとることが
疲労回復に効果的です。
梅雨の時期の体調不良を防ぐために、食事の見直しをしましょう！
梅雨の時期は、自律神経が乱れたり、体調不良に陥りやすいものです。
梅雨を快適に過ごすために、私達の生活の基本である食事の見直しをして
この時期を乗り越えましょう！